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箱根八里の頭文字D

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きょう、ロマンスカー以外で。ε(*‘ー‘*)з
 
2007年11月25日…
アヒャ撮りにもちょっと慣れてきたところで、ケータイカメラを卒業だ!と買ったのがCanonのPowerShot A570IS。2万チョイ。IXY DIGITALに比べりゃ地味ですが、片手でもしっかり撮れるホールドのよさ(アヒャ撮りは基本片手撮りなのでありがたい)と、マニュアルモードの充実が購入の決め手となりました。
時は晩秋、近くの山では紅葉真っ盛り。この新兵器を初めて実戦で試すときが来ました。早速、旅おんさんとみちださんにお誘いをかけ、箱根の山で紅葉&温泉オフを敢行したのであります…
 

7:24発伊東行き普通521Mは「踊り子」185系。今回、横浜でお二方と合流のため、ロマンスカーに乗りたかったけどガマン… 小田原でオバQこと小田急に乗り換え、箱根の山の玄関口・箱根湯本に到着。ここからはいよいよ箱根登山電車に乗るわけですが、さすがにトップシーズンの日曜とあって凄い人出! 箱根湯本9:35発、3両編成の狭い車内は余裕で満員、窓際ポジションを確保するのがやっとという状態です。電車は程なくして80パーミル日本一の勾配へと突入し、色めく秋の谷に架かる鉄橋では徐行運転…そしてスイッチバックを一、二、三度。
 
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――旧型電車キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
 
10:03、宮ノ下で途中下車。
まず、駅前の国道1号を渡ったところにあるのが、堂ヶ島温泉です。早川渓谷の谷底に「晴遊閣大和屋ホテル」、「対星館花かじか」の2軒の宿があり、箱根の中でも秘湯ムードが売りの温泉。ユニークなのは、急峻な斜面を上り下りするためそれぞれの宿にロープウェイ(大和屋)とケーブルカー(対星館)があるという点!テツ心をそそられるギミックですが、どちらも宿の利用客専用(まあ当然か)。写真だけ撮って早々に退散する。
 
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――宮ノ下駅前・さわ茶屋。佐和…石毛佐和?
 
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――一応日帰り入浴でも乗れるらしいです
 
宮ノ下界隈は、有名な老舗リゾートホテル・富士屋ホテルを中心に、カフェやアンティークショップなどが立ち並ぶレトロで瀟洒な温泉街。以前母さんと来たこともあり、個人的に箱根一のお気に入りスポットです。
ここで、かなっぺおすすめの紅葉ビューポイントへ。宮ノ下交差点から、国道138号を宮城野・仙石原方面へ100mほど行った所にある、底倉温泉近くの駐車場。早川渓谷の流れを真正面から見下ろすことができ、さらに対岸の山々の展望も広々!
 
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――この辺です
 
蛇骨川(早川の支流)の渓谷沿いの遊歩道を抜け、国道1号を再び渡り、登山鉄道の築堤沿いに坂道を上っていくと…ありました、テレビ朝日の旅番組で氷川きよしが訪れた「温泉小学校・温泉幼稚園」。ここ、校内(園内)になんと温泉があり、子供たちの入浴の時間があるんだそうな。残念ながら小学校の方は2008年4月に他校に統合されてしまうということで、僕らが来たときには「ありがとうさようなら温泉小学校」の横断幕が… なお、幼稚園は健在。幼女の頃から湯治とは、ハァハァ…もとい、うらやましいなぁ
 
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――校門の上をガタゴトと登山電車が走っていく
 
温泉幼稚園入口を後にし、紅葉の下を小涌谷駅に向かってさらに上る。富士屋ホテル近辺では多少見かけた観光客も、この辺まで来るとほとんど出会いません。
 
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――今回のBest of 紅葉はこの樹に決定!!
 
小涌谷からふたたび登山電車に乗り、11:49、終点・強羅に到着。待っていたのは箱根湯本のとき以上の乗車待ちの列!ケーブルカーで斜面を登っていくと、紅葉の色がさらに深まっていくのがわかります。
 
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――箱根登山ケーブルカーの名所?行き違い区間
 
ロープウェイの中間駅、大涌谷でちょっと休憩。辺りに漂う硫黄の臭いをかいでいると、まず2つのことが思い浮かびます。「温泉」、そして「たまご」…そう、ここ大涌谷の名物といえば温泉卵です。この地の温泉には硫黄分と鉄分が豊富に含まれており、これで煮た卵の殻は化学反応で真っ黒に。われら人間は源泉100%かけ流しを歓迎しますが、温泉卵も沸かし湯で作るより源泉100%かけ流しの方が美味いんだろうか?(大涌谷の温泉は噴気と水を混ぜた、いわゆる造成温泉なんだけどね)
 
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――噴気立ち上る大涌谷の温泉造成場
 
大涌谷からロープウェイで桃源台へ下りると時刻は午後2時過ぎ、芦ノ湖畔の「レストランおおば」にて遅めの昼食とす。ワカサギのフライやニジマスのソテーなど芦ノ湖の地魚料理が味わえるのですが、僕が注文したのは…ブラックバス定食!
80年ほど前、赤星鉄馬氏によってアメリカからここ芦ノ湖に輸入されたブラックバスは、ルアーフィッシングの対象としてほぼ全国に広まった一方、食用魚としては定着しませんでした。近年では外来魚問題に絡み、バスを駆除するついでに食べてしまおう、という動きが出始めているようですが。
で、お味の方はというと。よく言われる生臭さはなし。淡白な、普通の白身魚という印象です。というか、普通すぎ?それでいて1940円というお値段はちょっと…(他のメニューもそんなもんでしたが)。
 
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――バスフィッシング文化発祥の地・芦ノ湖
 
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――ブラックバス定食(バター焼)。フライもできます。
 
芦ノ湖名物・海賊船で30分、元箱根へと渡ります。周辺の紅葉は終わりが近い感じでした。そして箱根湯本方面行きのバスに乗り換え。箱根旧街道の「七曲」は昔も今も東海道随一の難所です。ヘアピンカーブの連続、急な下り坂、そして1.5車線の狭い道…って、運転手さんちょっと速すぎなくない?! これじゃまるで…「頭文字D」ではないか。果敢にダウンヒルを攻める路線バス。すっとばされないよう必死でつり革につかまる僕の脳内で、moveのあの曲が流れていたことは言うまでもありません… ♪Gamble, you gatta... oh yeah! orz
 
さて、いよいよお待ちかねの温泉タイムです。奥湯本入口下車徒歩1分、箱根で「ユネッサン」に次ぐ人気の日帰り温泉施設「天山湯治郷」へやってきました。ここの売りは日帰り温泉とは思えないほど洗練された、和風モダンな館内。そして加水加温なし・かけ流し、塩素消毒なしの新鮮なお湯を惜しみなく注いだ、林の中の露天風呂です。日もとっぷりと暮れ、ほのかな灯りの中でお湯につかる。湯船は熱め、ぬるめといくつかあったけど、ぬるめの湯は人いっぱいでなかなか入れませんでした。
館内で夕食にしたかったけど、お土産にかまぼこ買いたい、早く行かないとお土産屋がしまっちゃう、という意見が出たので出発。温泉街を抜け、箱根湯本駅前の通りにたどり着く。が、時すでに遅し。ほとんどの店はシャッターが下りている。もう午後7時過ぎですもんねぇ…とりあえず3人での夕食はあきらめ、温泉まんじゅうなど確保して帰途につきましたとさ。
 
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――天山、ここはただの日帰り温泉ではない
 
最後はちょっとバタバタしてしまったけど、なかなか内容の濃い一日だったと思います。
まず、宮ノ下について。最も混雑するタイミングで行ったにもかかわらず、あの辺りは意外と観光客の姿が少ないと感じました。おそらく、箱根への観光客、特に日帰り客の多くは登山電車で強羅へ直行し、ケーブルカー、ロープウェイそして海賊船と乗り継ぐ定番観光コースをとるのではないでしょうか。宮ノ下界隈は、富士屋ホテルでちょっと贅沢にランチとしゃれ込むもよし、渓谷沿いの遊歩道で自然にふれるもよし、底倉温泉あたりにいくつかある日帰り温泉を楽しむもよしと、なかなか魅力的なスポットです。女性には特にオススメ。
そして「天山湯治郷」。正直言って、ここをナメてました。帰る前に館内をぐるっと見てきたけれど、隅々まで行き届いたこだわりとセンスのよさ、それがずばり居心地のよさに直結している。深いです。ここは1、2時間程度で帰ってはいけない場所。最低でも半日、できれば何もせず「ひがな一日」のんびり過ごすべき場所だと感じました。今度、母さん連れてもう一度来よう…
 
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――ヤイサホー!

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